企業市民活動

方針

基本的な考え方

三菱化学は、三菱ケミカルホールディングス(MCHC)グループの一員として、「三菱ケミカルホールディングス企業市民活動方針」や「次世代育成」、「地域社会とのコミュニケーション」、「災害支援」などのグループで定めた活動領域に沿った企業市民活動を実施しています。

MCHCグループ企業市民活動方針

三菱ケミカルホールディンググループは、事業活動を展開している国々・地域の文化や習慣に対する理解を深め、事業による社会への貢献に加え、良き企業市民として、社会や人々からの要請・期待に応える活動を実施し、KAITEKIを実現します。

【取り進めにあたって】

  • ・ Sustainability、Health、Comfortの視点に立って、各国々・地域のグループの拠点を中心に企業市民活動を実施します。
  • ・ さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションを通して、社会的ニーズを把握します。
  • ・ 従業員と一体となった活動を行い、従業員の積極的な参加を促進します。
  • ・ 企業として、従業員が行うボランティア活動を支援します。
活動・実績

災害支援

東日本大震災への支援活動

2011年3月の東日本大震災直後より、三菱ケミカルホールディングス(MCHC)グループとして義援金を提供したほか、三菱化学として携行型太陽電池充電器などの自社製品提供や従業員による募金活動、所有地の仮設住宅用地への提供など、被災地や被災者、復興作業を行う方々への支援活動を実施しています。

また、長期的な支援活動の一環として、MCHCグループの従業員が行うボランティア活動の支援を行いました。これは、NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」の活動に参加する形で実施したもので、三菱化学からは120名が参加しました。気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石の各エリアにおいて、支援物資の搬送や仮設住宅への引越しのお手伝い、地元の漁業復興支援活動、被災者のニーズのヒアリングなど、さまざまな作業に携わりました。参加者からは、「会社の支援により参加しやすかった」「報道と被災地の状況の違いを感じた」「MCHCグループの他事業会社の従業員との間でコミュニケーションをとりながら活動ができた」などの感想が寄せられました。

そのほか、グループ会社である菱化システムが、東京において専門分野のシステム設計や打ち込み作業を実施し、南三陸町歌津漁協の災害復旧報告書作成をサポートしました。同社従業員からは、「NPOから『漁協の方が楽になったと喜んでいた』との報告を聞き、お役に立てたことをうれしく思うとともに、今後も微力ながら被災地支援を続けていきたい」との声がありました。

さらにMCHCグループでは、今後もグループ全体で継続的に東日本大震災の被災地への支援を実施していけるよう支援内容について検討を行っています。その一環として、当該支援を連携して行っているNPO(ピースウィンズ・ジャパン)をお招きし、「これまでのボランティア活動の成果と今後の活動について」と題して説明会を開催しました。当日は約60人の方が参加し、これまでのボランティア活動の成果についての説明や今後の支援活動についての意見交換を行いました。三菱化学は、これからも被災地の皆様やNPOなどとコミュニケーションをとりながら支援活動に取り組んでいきます。
社員による震災ボランティア 社員による震災ボランティア ボランティア活動説明会 ボランティア活動説明会
活動・実績

次世代育成

科学実験教室
三菱化学グループでは、将来の科学技術系人材育成に貢献する活動として、次世代を担う子どもたちに化学や理科への関心をもってもらうことを目的とした科学実験教室を各事業所で行っています。
出前化学実験教室(鹿島事業所)

出前化学実験教室
(鹿島事業所)

鹿島事業所では、地域の皆様とのコミュニケーションを図ると同時に、楽しい化学実験を通じて、次世代を担う子どもたちに化学や理科への関心をもってもらうため、事業所が立地する茨城県神栖市内の小学5年生を対象に、2000年から「出前化学実験教室」を開催しています。

2011年度は、2012年1月から近隣小学校4校で「空気は力持ち」というテーマの化学実験を行いました。ビニール袋とストローで作成したエアージャッキに息を吹き込むだけで担任の先生をもち上げられるなど、普段は目で見ることができない空気の力を体感するさまざまな実験を行いました。子どもたちは、次々と起こる不思議な現象に驚きながら、講師役の三菱化学・開発研究所の従業員とともに、熱心に実験に取り組みました。

 
清真学園セミナー(鹿島事業所)

清真学園セミナー
(鹿島事業所)

鹿島事業所が隣接している茨城県鹿嶋市の清真学園高等学校は、科学技術系人材育成を推進する「スーパーサイエンスハイスクール」として文部省から指定されています。その一環として、同学園にて開催している土曜セミナーで、2011年12月、三菱化学を含む近隣企業4社が特別講義を行いました。

「不思議な鉱物ゼオライト」というテーマで、中学3年生と高校1年生の生徒50名に対し、イオン交換や酸触媒効果の実験を交え、ゼオライトの特徴や活用事例を紹介しました。生徒たちは真剣な眼差しで回覧された分子模型やゼオライトに触れ、講義終了後も活発に質問するなど、積極的にセミナーへ参加する様子が見られました。

青少年のための科学の祭典2011倉敷大会(水島事業所)

青少年のための科学の祭典2011倉敷大会
(水島事業所)

2011年11月、「青少年のための科学の祭典 2011 倉敷大会」が開催され、三菱化学から水島事業所が参加しました。これは、青少年に科学の魅力を実体験してもらうことを目的に、全国規模で開催されている科学教育イベントです。

当日は、LEDを好きな色に光らせる実験と、洗濯のりを使ったスライムづくりを子どもたちと一緒に行いました。参加した子どもたちは、簡単な機器の操作により好きな色に変わっていくLEDに目を輝かせ、また、洗濯のりがスライムに変化する様子に驚きの声をあげていました。これからも、このような実験を通じて、子どもたちの科学への関心や興味を高めていきたいと考えています。

筑前黒崎宿場まつり・化学実験教室(黒崎事業所)

筑前黒崎宿場まつり・化学実験教室
(黒崎事業所)

2011年10月、福岡県北九州市の黒崎駅前商店街を中心とした地区で開催された「第23回筑前黒崎宿場まつり」において、化学実験教室を開催しました。三菱化学は、毎年実験教室を開催しており、今回で8回目となります。

2011年度は、開発研究所の従業員を中心としたメンバーが講師役となり、ペットボトルを使った「空気砲づくり」とアクアパール(サンダイヤポリマー製高吸収性樹脂)を使った「芳香剤づくり」をテーマに開催しました。

実験教室にはたくさんの子どもたちが参加し、興味津々な様子で作品づくりに取り組んでいました。また、でき上がった空気砲を使った的当てゲームも子どもたちに人気で、実験教室は大盛況となりました。こうした活動を通じて子どもたちに化学の面白さを伝え、興味・関心が深まることを願っています。

MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD(MCJDA)

三菱化学では、若手デザイナーの育成支援とデザインの振興を目的として、「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD(MCJDA)」に2006年度から協賛しています。MCJDAは、プロダクト、グラフィック、ファッション、マルチメディア、パッケージ、デザイン研究などのデザイン全般において、未来の一流デザイナーをめざす学生たちの卒業制作を対象とした日本で唯一の表彰制度です。MCJDAを通じて、有望な若手デザイナーの卵たちを発掘し、広く世間に紹介する機会の創出に努めています。例年1月に作品募集を開始し、秋には受賞発表会および受賞作品展を開催しています。

通算11回目を迎えた2011年度は、過去最多となる合計296応募され、審査の結果、個性豊かでバラエティに富んだ全14作品を表彰しました。

協賛会社変更に伴い、MCJDAと改称して6回目
2011年度MCJDA授賞式 2011年度MCJDA授賞式 2011年度MCJDA大賞受賞作品「formless shape」(森 敏郎) 2011年度MCJDA大賞受賞作品
「formless shape」(森 敏郎)
 
活動・実績

地域社会とのコミュニケーション

地域公益法人との協働

三菱化学黒崎事業所では、公益財団法人北九州国際技術協力協会(KITA)に加盟し、福岡県北九州市において国際的な研修のために必要な"場"の提供と教程の整備などを行うとともに、人的交流や技術移転を図って、国際協力の推進に寄与する活動に参加しています。三菱化学は1980年のKITA設立当初よりこの活動に参加しており、現在まで歴代の黒崎事業所長が理事、または評議員を努め、その運営にも携わっています。

2011年度は、11コース23日間の日程で、24ヵ国から延べ85名の研修生を受け入れました。研修内容は、大気汚染や産業排水などの管理および浄化や設備管理技術、労働災害の未然防止活動といったコースが主で、黒崎事業所内にある実際のプラント見学なども行いました。

研修生は、公害大国といえる状況から短期間で環境改善した日本の環境保全技術などを学ぼうとする意欲をもっています。一方、講師陣は自国へ戻ってから本研修を役立ててほしいとの期待をもって、毎年研修を行っています。

また、研修中は従業員と研修生との交流の機会も多く、従業員教育にも役立っています。三菱化学黒崎事業所では、今後もこの活動に積極的に参画していきます。
研修の様子 研修の様子 研修生との交流の様子 研修生との交流の様子
pagetop