AWARD 2007 アワード 2007
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一次審査通過作品
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コミュニケーションデザイン
城
城/石松 勇人(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)
そこには人々の息づく巨大な城が浮かんでいます。現実のものでも、ヴァーチャルのものでもない時間が只々流れています。コントローラーで城を拡大して見ると、その密度の中に城の動力や活気を垣間見ることができます。この動く絵画は、インターネット上に存在させることのできるメディアなので、世界中の人が楽しめるエンターテイメントデザインです。
someday sometimes 眼に見える時のかたち
someday sometimes 眼に見える時のかたち/田上 亜希乃(東北芸術工科大学 デザイン工学部 情報デザイン学科)
時の流れを眼に見えるかたちでビジュアル化するというテーマで制作をしました。時の流れの中で、人、動物、物、それぞれの時間軸があり時の感じ方は様々です。その中で人の基準である時計を使って色々な時のかたち、時の流れを表現しました。それぞれの時を感じていただきたいです。
Feel nature
Feel nature/磯田 彩(筑波大学 構成専攻 総合造形領域)
作品Feel natureは、都市空間で生活する人々に、水と光が生み出す視覚効果を用いて、安らぎを与えるための映像システムです。テーブルの裏にあるプロジェクターから出る樹木の映像が、テーブルの中央の穴と、穴の上にある水の入ったグラスを通して天井のスクリーンに投影されます。天井のスクリーンからは、グラスに向かって水滴が落ちます。落ちた水滴によってグラス内に波紋が生まれ、投影された映像も揺らぎます。
Ex-formation 雛/egg Metamor Sarface
※本作品は、事情により最終審査を受けられませんでした。
Ex-formation 雛/egg Metamor Sarface/櫛笥 友季未(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
「新しさ」の発見、そしてその表現の可能性について研究するために、「Ex-formation」という基礎デザイン学科・原ゼミの共同研究に参加し、本作品を製作した。これは、Informationの対義として造語された、物事を知らせる、分からせるのではなく、いかに知らないかを分からせる試みである。2006年度のテーマは雛。既知の雛から新しい発見をすることを促す、9種の立体作品を製作した。
文字の進化
文字の進化/朴 志勲(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科)
文字の歴史を紹介するこの作品は、文字が変化していく段階をまとめたものです。現代を基準にし、時間的変化、地域的変化、形の変化という三つの視点から文字の歴史話を展開させていきます。古代文明の絵文字からアルファベットの始まり、そして文化の中で発展と伝播をつづけてきた文字の進化過程を10冊のしかけ本と、1冊の地図の本、巨大砂時計で説明します。
MARBLE
MARBLE/塩原 理恵(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
MARBLEは大理石や大理石のような冷たさ、大理石の表面模様、墨流しの模様、ビー玉、おはじきを意味する。ビー玉やおはじきには、小さなガラスの中に閉じ込めたようなマーブル模様が存在している。そして、日常にある様々な風景や物を素材に、新たなマーブル模様を作り出せないだろうかと考えた。あらゆるモチーフを選び、100個の新たな「ビー玉の中のマーブル模様」「日常の風景のマーブル模様化」を本、パネルとして制作した。
heartt
heartt/北村 伊知郎(京都工芸繊維大学 工芸学部 造形工学科)
hearttは感情を伝える、あったかいメディアです。hearttは2つで一対の端末になっています。ハァっと息を吹きかけると、画面が曇り、同時に相手のhearttも曇ります。そこに絵や文字をえがくことができ、それが相手のhearttにもリアルタイムに描き出されます。描いたものが、「そのまま」相手に伝わることで、より親密なコミュニケーションがもたらされます。制作物は実働モデルとイメージムービーです。
眺めのゆらめき A SWAY IN BETWEEN MEMORY AND FICTION
眺めのゆらめき A SWAY IN BETWEEN MEMORY AND FICTION/小西 俊也(武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻 デザイン情報学コース)
鑑賞者は映像をくぐり抜ける。通路に設置されたすだれ状のカーテンはスクリーンであり作品へ介入する装置でもある。スクリーンは白とミラー仕様のビーズで構成され、映像を映しながら乱反射もする。その場所で撮影された1日分の映像がループ投影されている。夕方になるにつれ映像が徐々に鮮明になり、映像と実風景が重なる。鑑賞者は重なりあった現実と虚構さらには記憶を掻き分け、それらの間にたゆたう眺めを見つめ直す。
百鬼妖怪絵巻
百鬼妖怪絵巻/相良 侑子(京都嵯峨芸術大学 美術学部 造形学科 メディアノート)
古来の絵巻物の持つスクロールというインターフェイスに、インタラクティビティを加えた電子版妖怪絵巻です。鑑賞者が触れることにより、平面に描かれた妖怪たちが3次元CG化し、動きはじめます。これまで妖怪は人々の心の中や絵や書物などの紙媒体の中に生きてきました。いま私たちはコンピュータによる仮想世界に足を踏み入れつつあります。そんな現代に妖怪をシフトアップさせれば、どうなるかを考えながら制作したものです。
Kage no Sekai
Kage no Sekai/内田 有映(慶應義塾大学 環境情報学部)
“Kage no Sekai”とは影を覗くと見える不思議な生き物たちと、現実の影を介する事でコミュニケーションが出来る体験型のインタラクティブコンテンツです。机の上に置かれた物の影の中を覗くと見える影の世界は普段は気づく事が無い影の世界を作り出しています。ユーザは近づいたり物を置いて影を作る事や向きを変えて影の形を変えたり、自分の影を用いたりする事で影の世界とコミュニケーションをすることが出来ます。
BOTECH-art
BOTECH-art/村山 誠(宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科 空間デザインコース)
ボタニカルアート(植物細密画)とテクニカルアート(機械の構造画)はモチーフの違いはあるが、高精細かつ壮美な表現を特徴とし、解説図として情報伝達機能を有している点で共通している。しかし、次第に解説的な役割は薄れ、代わりにその精確な描写が着目され細密壮美な画風は観るものを魅了し、芸術品へと地位を高めていった。これら二つを巧みに融合できれば、今までにないユニークな表現を創作できるのではないかと考えた。
dessin
dessin/佐々木 舞(筑波大学 芸術専門学群 構成専攻
生命の痕跡が隠蔽されがちである現代。
そこに地球の大きな循環や、身近な不思議を取り入れ、
自然と我々を繋ぐ媒体としての装置を模索した。
今回は特に、水が落下する事象をクローズアップ。
どこにでもあって、けれど決して掴むことの出来ない水。
我々の内にも外にも満たされている水。
水が落ちる(循環する)のを「見」る事を通じ、隔絶されがちな空間に繋がりと、心に広がりを与えられればと、この装置を提案する。
世界平均シミュレーション
世界平均シミュレーション/栗原 里菜(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
「権力の垣根が取り払われさえすれば、資源はすべての人間にとって十分にある」20世紀最大の思想家のひとり、B・フラーは著書のなかでこう述べています。私はこの文を読んだ時、そんなのは嘘だと思いました。彼の言うことが本当かどうか確かめてみよう。そしてそれをヴィジュアル化してみよう。このコンセプトのもと、世界中の様々な資源を64億で割り、一人あたりの平均値を直感的に理解できるアニメーションを制作しました。
注音符号の保存・発展-新しいFontの提案
注音符号の保存・発展-新しいFontの提案/王 怡琴(京都精華大学大学院 芸術研究科)
中国語文化圏で使われている注音符号(発音記号)、それが今、台湾で国際化急進展によりアルファベット表記にとって変わろうとしている。学院1年から注音符号のことや現状をさらに深く研究し、色んな発展性を考えてきた。注音符号を習う人達に正しく解りやすく伝わるように、さらに印刷媒体以外のデジタル媒体での表示にも対応できるよう、色んな角度から考察を重ねて、新しいfontの開発とその文字組を提案する。
都市の変遷・銀座路地裏2007 Change of city The Ginza alleyway 2007
都市の変遷・銀座路地裏2007 Change of city The Ginza alleyway 2007/布目 杉子(武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科)
作品は「銀座路地裏写真集」「銀座路地裏マップ」「銀座年表」の三部構成となっています。銀座の路地裏は「生きた路地」であるからこそ魅力的である反面、現代社会においては徐々に衰退しつつある文化の一つともとらえられます。都市の意外な側面を収めた写真集として高い完成度を追求すると共に、今ある銀座を記録することで、この作品が今後銀座という街の一つの資料として機能することを仮定して制作しました。
kage 〜write with light〜
kage 〜write with light〜/岡本 絵美(名古屋学芸大学 メディア造形学部 デザイン学科)
私達はほとんど気にとめることなく影と共に生活をしています、しかし影は私達の心と深く関係しています。影には、死や恐怖などを含んだ意味が多く存在し、影が登場する物語や伝説なども数多く残っています。
光によって様々な姿をみせる影の面白さと、様々な面の意味を持つ影の面白さとを組み合わせることによって、日常の中にある影と人の中にある影とを再認識させ、影の持つ不思議な世界観を体験する作品です。
R l 00
R l 00/前田 彩(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)
レッドリストとは絶滅危惧の野生生物を記したものである。
そのレッドリストから“森林伐採”が主要因で存続の危機にさらされている11種類の野生生物を選び、モチーフとしてティッシュボックスをデザインした。ティッシュペーパーの使用後は、その野生生物等をペーパークラフトとして組み立てられる。また、ボックスは勿論ティッシュペーパーも100%再生紙を使用し、森林伐採による悪影響の改善をめざす。
Complex trail 日本の川 日本の道
Complex trail 日本の川 日本の道/高田 明来(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
「普段知ったつもりになっている事」を再認識させ、その「つもり」を新たに問い直し未知化する制作を試みた。テーマは「皺」。私達は地表の皺のレイヤーに着目した。地表は荒々しい皺である、こう捉えた時、川と道、それぞれ自然と人々の営みの痕跡もまた皺なのではないか。「川=自然の皺」「道=人工の皺」として進めると、そこには皺地図から読み取れる様々な発見と、意識に馴染みきった日本とは異なる未知なる姿が存在した。
GROW
GROW/吉濱 正太郎(横浜美術短期大学 専攻科 造形学部)
モーターとセンサーによって伸縮〔突起〕するスクリーンを製作し、プロジェクターによって映像を投射させることによって、平面的〔2D〕な映像が立体的〔3D〕な映像表現に変わり、正面からだけではなく側面からも映像を楽しむ事ができ立体的な表現が出来る映像インスタレーション作品です。
夢ノ島1967 −沈下する光−
夢ノ島1967 −沈下する光−/市川 徹(千葉大学 工学部 デザイン工学科 建築系)
1967年東京都夢ノ島ー。埋立てを終えるこの年、ゴミの中に5つのコンクリートを投げ込む。未焼却ゴミの有機分解により沈下・変動を続ける地盤。その地盤と共に沈み行く瞑想空間の提案。柔らかい地盤の中、瞑想ユニットは自重によりどんどん沈む。この沈下において内部空間の光に傾きが生まれる。人々はこの傾きという歴史を刻む光に、祈る。傾く光、傾けた日本の社会、その上に立つ己。傾く光は己自身なのか。
今、回顧の時。
擬度 擬音擬態・度合い事典
擬度 擬音擬態・度合い事典/伊澤 克顕(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
擬態語、擬音語は私達が日常よく使い、感覚、感情、様子の微妙な差異が言葉で表現されています。私達はその微妙な差異の中に「度合い」を発見し、それを「擬度」と名付け事典を制作しました。本作品はこの「度合い」を速度等の日常使われる単位や生活場面に当てはめ、そのスケール化を試みました。この作品を通して、言葉のニュアンスの違いや擬態語、擬音語の特性、また日常を再発見するきっかけになると私たちは考えています。
竜巻
竜巻/伊奈 章之(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)
線は集積し、塊は巻き舞い上がる。
水滴、砂、葉っぱは風に流され、残像として眼に焼き付けられる。
その残像は線となり集積し、塊と形を変え、空高く巻き舞い上がる。
世界各地にて起こっている異常現象、竜巻。
これらは我々人間が地球に与えた害の代償である。
傷跡のみ残し、形は跡形もなく消え去る。
この自然の起こす現象を造形により空間に停め、世界各地で起こっている現象への意識を高める為に制作した。
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