 |

 |
 |
 |
 |
 |
 |
| 作りすぎたり売れ残った野菜は、年間およそ2000万トンも捨てられています。愛情を込めてつくられた野菜たちに、ふたたび光を当てることはできないかと考えました。その活用法として、野菜だけを原料に紙をつくって、一緒に野菜や花の種を漉きました。「芽がでる、野菜のチップ」が、庭や鉢植えで一度花を咲かせます! |
|
 |
 |
 |
 |
 |
|
「大切な視点の提案」幸治絵理子さんの卒業制作「菜生紙」は再生への提案だ。派手さはないが、とても大切な視点のあるものだ。それは「やさしさ」「愛」だろう。それも、しなやかで、したたかで、流されない「やさしさ」だ。作りすぎや売れ残りなど、ゴミとして処理される野菜の量は年間およそ2000万トンだそうだ。これはほんの一例だろう。効率主義を追いかけるあまり、目の届かないところで処理され、無視されていく小さきもの、弱きものへのまなざし。こういった世界に目をむけ、観察し、詩を詠んだり、写真に撮るなどとメッセージの送り方はいろいろあるだろう。幸治さんはデザイナーの卵として、日頃から親しんでいる紙を作りたいと考え、何回も工夫を重ね、野菜や花の種を一緒に漉いて、独特な風合いと色彩をもった「菜生紙」としての復活を試みた。アルファベットやシンプルな図形などに切りとり、楽しみながら庭や鉢に植えて水をやり、もう一度花を咲かせたいと考えた。「大きな愛をもって小さなことに取り組む」これは、「大切な視点の提案」である。(天野 幾雄) |
|
 |
 |
 |
 |
 |
| 作りすぎや売れ残りで捨てられた野菜に再び生命を甦らせる。問題への着眼と構想が心細やかで独創的です。野菜で紙を漉き、その紙に同時に野菜の種を漉き込む。野菜名のアルファベットに漉かれた紙チップがまた野菜の生命の母胎となる。紙の色や風合いの享受や紙の発芽に対する期待と喜びが容易に想像できる新鮮な社会性のある作品です。自然の恵み・生命の循環。こうしたやさしいデザインのまなざしを大切に発展させてください。 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
仕事をしながら卒業制作のことまでこなすのは、とても大変でした。途中で何度も諦めたくなりましたが、このような賞をいただくことができ、挑戦してよかったです。私の学生生活は、挫折が多かった様に思います。しかしその劣等感の為に、誰よりも努力することができたと思います。私の卒業制作は欠点でいっぱいですが、その欠点を埋め、受賞作品にまでなれたのは、良い先生と良い友人に出会えたからだと思います。私に頑張る力をくれたまわりの皆さん、本当にありがとうございます。今回の受賞を一つのバネにして、これからも負けないよう頑張り続けます。 |
|
|