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| この世の中には車椅子を利用している人が数多くいます。その多くの人が、積雪時期に一人で外出するのは困難であり精神的、肉体的に好ましくない状況です。そこで、舗装された道の快適な走行に加え、一人でも雪道走行ができる構造を考案しました。これにより、車椅子利用者自らの精神的、肉体的な可能性の開拓につながり、より充実した生活を実現できるのではないかと考えました。 |
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| この車椅子は、雪道の移動を自分の力で少しでも自在に行えることを目指している。通常、雪国では自動車に車椅子を載せて移動するのが一般的であり、そのため多くのシーンでサポートを受ける必要が出てくる。この車椅子は、自分の力で移動する可能性を広げ、他人のサポートをできるだけ受けずに行動できるというところに大きな価値が有る。身体障害者にとって、積極的に体を動かすことは、残存機能の向上などの身体面に与える効果の他、自身の可能性の再発見や、自信・勇気といった心理的側面に働く効果が大きいからだ。特に後者においては、障害者のモチベーションアップにつながり、社会参加や自立を促す大きな要因につながる。また、この提案の過程では、いくつかのプロトタイプの製作と、想定される様々な条件下での車椅子の移動検証を重ねている。前輪が小さいと小回りが利き通常の路面には適しているが、逆に、前輪が大きいと障害物や悪路での操縦性に向いていることが検証から明らかになり、最終提案の基となる、夏場と冬場で車輪の前後が反転する構造を考えついた。このように、問題発掘から地道な検証と努力を重ね、具体的な解決を導きだしたことも評価したい。(田中 桂太) |
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| 過疎化が加速した村落では、公共交通機関そのものが廃止に追いやられることも目立ってきた。また交通弱者の冬期の積雪時期の活動にも配慮したことを高く評価したい。こうした「移動手段の谷間」には、いまでもいくつかの解決策が試みられているが、谷間であるがゆえに選択肢が少なく、かつ、精神的にも満たされるようなデザイン性を備えたものとなると皆無に等しい現状に、増田久士君は一つの解決策を投げかけている。 |
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大学生活では、様々な芸術、文学、文化に触れ、スポーツに励み、友人をつくり、多くの経験ができました。そして、デザインでどれだけ人の役に立てるかに挑戦したのがこの卒業制作です。大学での経験の詰まったこの作品が、坂井直樹特別賞というかたちで評価頂いた事を大変嬉しく思います。家族、先生、友人に感謝しながら、今後もより一層制作に励んでいこうと思います。 |
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