AWARD 2011 アワード 2011
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コミュニケーションデザイン
tale.trip.tale. 〜子供が入れる仕掛け絵本〜
tale.trip.tale. 〜子供が入れる仕掛け絵本〜/田中 亜季(金沢美術工芸大学 美術工芸学部 デザイン科)
「まるで絵本の中にいるみたいだ…!」人は非現実的な夢見心地の世界を体験するとこのような言葉の表現をします。しかし、実際に絵本の中を体験したことのある人はいるのでしょうか。元来、絵本を読む対象である子供が実際に入ることが出来る仕掛け絵本を提案します。絵本に入った子供が主人公になり、この絵本は完成します。様々な物語(tale)のシーンを旅(trip)することが出来る絵本です。ヘンゼルやグレーテル、親指姫になりきって絵本の中を冒険してほしいです。
金太郎物語
金太郎物語/金 善學(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー マルチメディア・スタジオ科 DITコース)
自分より大きなダンボールロボット「金太郎」へ、日本に居る外国人としての自分の気持ちを映像として投影します。今回の作品が巨体な玩具として鑑賞者に楽しんでもらえるものになるように制作しました。
人馬曼荼羅図屏風
人馬曼荼羅図屏風/山田 由貴(東京学芸大学 教育学部 芸術文化課程 美術専攻)
低公害車・低燃費車などどんどん新しい「エコ」を訴える自動車(産業)大国である日本、道草も食えないアスファルトで埋め尽くされてきた道路を疑問に思い、そもそも自動車に乗らないという「エコ」を考えるに至る。自動車に代わる新しい古巣のパートナーとして日本の在来馬を選んだ。馬と人の暮らしの提案として、過去・現在の馬と人の関わりと自分が理想とする未来の人馬の生活の姿を6曲1双の屏風で表現した。
rakugo-gram
rakugo-gram/渡邉 朗子(武蔵野美術大学 造形学部通信教育課程 デザイン情報学科 コミュニケーションデザインコース)
落語は、声と僅かな仕草のみの話芸であるにもかかわらず、聞く人の頭の中に豊かなビジュアルイメージを想起させ、無限に広がる。落語の持つその魅力を伝えるために「本」というメディアを選んだ。デジタルメディアに溢れる中、存在の危機にさらされている本だが、私は落語に本の新たな可能性を見た。この作品は、本を構成する文字、色、頁を捲ることによる時空間の経緯、紙の質感といった要素で落語の世界を記述する試みである。
ROSE BREEDER
ROSE BREEDER/酒井 恵理(武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科)
今日ある2万種程の薔薇はわずか9種の原種から作出された。9種から2万種まで発展したのは、薔薇が最も人に愛されてきた植物である証だ。本研究は、理想とする薔薇が全く異なる3人の育種家が作出した薔薇を通じ、薔薇の多種多様性を示す事を目的とした。3人の薔薇を通じ、数世紀にわたり薔薇を改良した育種家達の、強いこだわりと愛が今日の薔薇を作出した事、人々の想いにより新たな薔薇が創られる面白さが伝わる本を制作した。
漠し光〜視えない光の記述〜
漠し光〜視えない光の記述〜/江南 仁美(武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科)
人間は光を直接見ることができません。わたしたちの目に語りかけてくる光は自然に語りかけてくる光と異なります。そこで、わたしは昔から光を視覚化しようとしてきた絵画や写真の世界から美しい光の表現を調査し、知覚できない光の現象、繊細な光と陰の戯れの美しさを最も表現できる複写技法の青焼きを使って光の視覚化をしました。光を照らすためのものではなく、光そのものの美しさに気づき、共感してもらえると幸いです。
LIVE
LIVE/高森 奈央子(日本大学 芸術学部 デザイン学科)
日々考えていたこと。それは命の捉え方。一つ一つの命の価値や大きさなど量ることはできないのに、人は基準を作り上げようとする。故に偏見が生まれ、目に見えている範囲で物事を判断してしまうことも少なくない。そのことから、ひとつひとつのもの、こと、命に対する個人の意識を再認識、再構築する契機となるようなアニメーション、イラストレーションパネル、空間を作成した。“図鑑”を見る側との接点とし、自然へと誘う。
Big book
Big book/藤本 真央(多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科)
「Big book」はその名の通り、大きな本です。一見タブロイドサイズのこの本は、シート状に大きく広がり、そこにはその本の中に存在するものたちが、そのものの大きさで描かれています。おおきなかぶ、うらしま太郎などの5つのお話の中から、それぞれに特徴的なモチーフが現れ、自分と比べながら、その世界観を体験できます。本を読んでいる本人、またそのまわりにいる第三者にも楽しめる本になっています。
サンタ。忘れもの。
サンタ。忘れもの。/向井 丈視(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー マルチメディア・スタジオ科 CGIコース)
映像という時間軸を持つ表現においては、光の変調による再現からなかなか切り離せずにいる。本作品は、アニメーションを描く中で感じる寂しさをもとに、物質が放つ確かな存在感を追い求めた思考実験である。アニメーションが再生される各ディスプレイからは塗料が溢れ、鑑賞するその態度によって、塗料の流れはより感情的なものとして勢いを増す。支持体へと残るその軌跡はまた、私の理想に対する涙として描かれることとなる。
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