AWARD 2011 アワード 2011
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一次審査通過作品
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プロダクトデザイン
楽器 project comma
楽器 project comma/金 正運(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー マルチメディア・スタジオ科 DSPコース)
個人的に持っていた楽器に対する関心から始まった楽器作りプロジェクト。いろんな形のプロトタイプを作り始め、自身が作りたい電子楽器を作るためのプロセス作業を続けている。今回の作品はその続きとしていろんなセンサが入ってるデバイスであるiPhoneとアナログ回路をつなげて使う楽器を作る。楽器プロジェクトでありながら、iPhoneを使う新しい観点を提案する作品。
想輪
想輪/嶋田 研人(九州大学 芸術工学部 工業設計学科)
「えん」と「わ」をキーワードにした、これからの日本人の先祖供養のための道具の提案です。私たちの生と死を取り巻くものを一つの形状の中に集約し、供養の行為や時間の象徴としてのかたちを目指しました。全てをおさめ境界をつくる「円」、人と人を結ぶ「縁」、生命のつながりと循環を示す「環」、心の平和を意味する「和」の四つの意味を内包し、同時に瞑想のためのアイコンとなる形状です。壁に設置、その下で瞑想します。
KIRIN CYARI
KIRIN CYARI/八塚 悠輔(東京造形大学 造形学部 デザイン学科)
子ども用自転車を成長等の理由で乗らなくなった後も捨ててしまうのではなく、フレームのサイズを調整する事によっていつまでも乗る事のできる自転車。子どもの頃の思い出を大切にしたいという思い。今までにない自転車を作りたいという思いから提案・制作しました。実際に乗る事ができます。
SONAR
SONAR/谷口 靖太郎(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)
日常的に使用することを想定した指向性スピーカーです。「レーザーのように音が出る」スピーカーと想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。超音波素子を大量に並べ、超音波の波長を可聴領域に調整することで擬似的に音の波を生成するという技術を利用しています。狭い範囲内に音を照射することで、限られた空間に音を鳴らすことを目指しています。「耳を塞がないパーソナルな音空間」をコンセプトに制作しました。
KIKAGAKUMIKAGAKU
KIKAGAKUMIKAGAKU/北村 美佳(多摩美術大学 美術学部 生産デザイン学科 テキスタイル専攻)
偶然にしかし必然に。幾何学をテーマに描いたテキスタイルの柄によって自然発生的に生まれた形で服を作った。この服の縫製の線は全て柄の形に沿ってできているため、一つ一つがその柄にしかできない立体になっている。柄の特徴を生かしながら、生まれた形をステッチで固定し、パンチング加工(布をフェルト化する加工)により布に硬さを持たせることで、より自由な立体が生まれた。全ての始まりは布の持つ個々の才能から生まれた。
tank
tank/藤山 遼太郎(九州大学 芸術工学部 工業設計学科)
世界には長時間かけて身体技能によって、水を獲得する人々がいる。平地では転がすことで運ぶことも可能であるが、山奥に暮らす人々もいる。そこで、文化と人間工学の調査から、起伏のある土地を、1人の人間が1日に必要な10ℓの水を運搬するタンクを提案する。命の基本単位の運搬である。荷重の分散案である前頭部支持運搬を採用しており、身体技能運搬による身体への負担を和らげている。
Traffic Stent Snake veil
Traffic Stent Snake veil/長谷川 聡(首都大学東京 産業技術大学院大学 産業技術研究科 創造技術専攻)
太陽が地球に及ぼす1時間のエネルギーは、全世界の1年間における消費エネルギーと等しい。太陽光発電はそのエネルギーを利用できるクリーンなシステムである。その中で、色素増感太陽電池はコストや生産面から広く普及する可能性があり、安全性、環境性、デザイン性を高めた極薄ソーラーセルとして工学的検証の上に創造し、首都高速道路のジャンクションと始終端からチューブ状に覆い都市環境に寄与するユニットとして提案する。
空飛ぶ座布団
空飛ぶ座布団/郷内 義浩(京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 環境科学専攻)
これは、脳性まひ等により歩けない人のための室内用の移動具です。フロアレベルを移動するため、「自分で乗り降りできる」ということが一番のポイントです。車いすユーザーの中には、車いすの操作はできても乗り降りは介助者にやってもらう人も少なからずいます。そんな人たちが自分の望むときに望むことができるように、自立への第一歩を支える移動具です。障がいのある人がフロアレベルを颯爽と駆け抜ける未来がやってくるかもしれません。
PLUTO
PLUTO/石川 恵(武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科)
PLUTOは障害者用スポーツ車椅子である。近年、自転車の分野において、競技用であったロードバイクは日常のスポーツ用として使われ、その機動力とデザイン性の高さは多くの人気を得ている。一方、車椅子の分野においてはスポーツを楽しむための車種がないのが現状だ。日本の地形と使用者のトルクに合わせた独自の設計により、スポーツの楽しさと、車椅子でしか成し得ない、スポーツ用車椅子の新しいスタイルを提案する。
CYCLISTENT
CYCLISTENT/中島 拓也(名古屋学芸大学 メディア造形学部 デザイン学科)
自転車で一人旅をする人のためのテント。積載スペースの取れない自転車では小型軽量は絶対条件。この問題を、自転車をテントの構造体の一部にすることで解決しました。また、この構造のテントは自立することができます。地面と固定しなくても自立するため設営場所を選びません。さらに、自転車とテントが一体となったこの構造は自転車の盗難防止にも繋がり、ユーザーは安心して夜を過ごすことができます。
CUT PULL INSIDE OUT
CUT PULL INSIDE OUT/廣安 恵(多摩美術大学 美術学部 生産デザイン学科)
人を支持体とする事で表層が変化する織地。織による構造が表層を作り、着る各人の体型の起伏や動作に沿って伸びる事により、表層の色と柄が多様に変化する。服地としての織の新しい可能性を追求し、人と服地が相互に関わり合い、両者の間にゆるぎない必然性が生まれる事を狙った作品。今後ファッションにおいて、テキスタイルが服の主軸となり、素材の特性や織の構造美がより着目されるようになる事を願いながら作った。
Flip Interface
Flip Interface/井澤 謙介(情報科学芸術大学院大学 メディア表現研究科 スタジオ1 インタラクティブメディア)
「Flip Interface」は、紙の書籍をめくるのに近い感覚で電子書籍をブラウズできる作品です。複数のフィルムを積み重ねたものをセンサとしてデバイスに取り付け、これをはじくことで紙をめくるようにページをブラウズできます。電子書籍において単に紙の書籍と人の関係を再現するのではなく、紙の書籍と人の関係から抽出した要素を電子書籍ならではのインタラクションとして新たに提案することを目的としています。
金魚を生ける器
金魚を生ける器/幸田 拓真(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)
金魚を様々な器に生けて、鑑賞する。これは「魚を生ける」という発想から生まれた、新しい観賞魚の為の器です。鑑賞とは何かを考え、生ける行為を植物と花器ではなく、鑑賞魚と器との関係で捉え直す事で、飼う事では見られない瞬間的な美しさを表現しました。人が持っている水に対するイメージや鑑賞魚に対する印象、そのそれぞれの要素を結びつけて器に生ける。そこから生まれる新しい鑑賞の可能性を提案しました。
o・p・portunity -きっかけのかたち-
o・p・portunity -きっかけのかたち-/富田 美智子(東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻)
これは「スイッチ」の“感情値”のかたちである。感情値とは、工業製品が人間に見せる生命体的な表情である。「o・p・portunity」は、人間が製品に触れる時の接触面であるスイッチに動物的な仕草を掛け合わせ、感情値のかたちを表現した。例えば、突起しているスイッチを押そうとすると、亀の頭のようにそれを引っ込めるのである。このように、人がそれに触れようとすると、思わず笑ってしまうような反応を返してくる。
earthketch
earthketch/服部 なつみ(愛知県立芸術大学 美術学部 デザイン・工芸科)
未就学児のための園庭で使うお絵描きプロダクトです。園庭の土に描くという新しい経験を与えることで子どもたちの積極性や運動性、創造性を育みます。人間にとって描くという行為は、とても身近で面白く豊かさを与える行為です。楽しく自由な描くことを通して、子供たちがのびのびと成長していける保育のためのプロダクトです。
ambient
ambient/赤羽 俊平(首都大学東京 システムデザイン学部 システムデザイン学科)
ambientはこれまでのどのイヤホンとも違う、全く新しい聴き心地のイヤホンです。穴の開いたカタチなので、音楽を聴きながらも周りの音をきくことができます。さらにイヤホンが耳を密閉しないので、従来のイヤホンと比較して鼓膜にかかるストレスを軽減できます。リラックスして音楽を聴くことが可能となります。リング状のデザインは、プロトタイピング制作・実験を通じ内部構造をデザインすることで実現しました。
KIDS PAINTER
KIDS PAINTER/國澤 芽南(愛知産業大学 造形学部 デザイン学科)
子供にとってあまり楽しくない「お掃除」を、「僕がやる!」「あたしにやらせて!」と、皆が楽しい「お遊び」のように競ってやりたがるものにデザインし直しました。一生懸命やった「成果が目に見える」、「操作自身が楽しい」、「使わないときも美しい」、この3つのポイントを中心にデザインしました。幼稚園、保育園でみんながいきいきと大騒ぎでお掃除する情景-----
そんなイメージを抱いてデザインしてみました。
LifeAdapt
LifeAdapt/古川 大地(日本大学 芸術学部 デザイン学科)
義足は現在ハンドメイドで制作されている為、制作者による個人差や都市と地方の地域格差があり、ユーザーに安定供給されていない現状がある。また、耐久年数も1〜3年と短く、価格も高価なため、ユーザーには大きな負担が強いられている。そこで、義足を量産化することで高品質なものを低価格で安定供給でき、かつ個々のユーザーに対しての調整機構が付いた、アジャスタブルな義足を提案する。
colomo
colomo/福壽 あや乃(専門学校桑沢デザイン研究所 昼間部 総合デザイン科)
近年部活動などでスポーツを行う中学生児童の中で、やり過ぎによる怪我などのスポーツ障害が問題になっています。スポーツ障害は小学校時では運動をする時間が少なかったり、部活動など運動を始める際に準備運動が足りないなどの要因でおこります。そこでスポーツ障害を防ぐために小学校時から遊具として慣れ親しむことができ、部活動などの準備運動をより効率的に行えるスポーツ用品を制作したいと思い本作品を企画しました。
formless shape
formless shape/森 敏郎(多摩美術大学 美術学部 生産デザイン学科)
初めての体験。スツール、縫いぐるみ、パーテーションなどを形作っているのは、小さな同じ形状のピースです。雪のようなまとまりを作っているその白い塊は、小さなピースどうしが互いに引っかかりあうことで結びついています。この引っかかりあう力は他のピースをつり下げる力にもなります。床に広がったピースの一端を持ち上げることで、次々に近くのピースと連なりながら、膜状に持ち上げることもできます。
Typos
Typos/大島 孝志(神戸芸術工科大学 デザイン学部 プロダクトデザイン学科)
タイポスは点字を学ぶためのツールであり、点字の配列構造を用いた玩具です。点字を指先だけではなく、手のひらで学ぶことができ、視覚障害者の生活に欠かせない触覚力を養うために制作しました。また、晴眼者の方でも、点字を理解しやすいように配慮し、子供や大人が楽しめる積み木として遊ぶことができる玩具を提案しています。
knit -plywood piece-
knit -plywood piece-/鈴木 雅人(日本工学院専門学校 工業専門課程 プロダクトデザイン科)
一つの形のものが組み合わさることで様々な用途が生まれます。それがテーブルであったり、パーテーションであったり。想像力しだいで、その時々にユーザーに寄り添った形となります。ピースはゆるやかな曲線を持ち、組まれた時はまるで編まれた糸のような表情を持ちます。もし一つ欠けても一つ買い足すだけで元通り。バラバラにして重ねると小さくなり収納するときも場所をとりません。そんな家具との新しい付き合い方の提案です。
ALPINISTER
ALPINISTER/川村 公則(日本大学 芸術学部 デザイン学科)
最小限の装備で最大限の能力を発揮できる新しい緊急搬送対応マット。登山での遭難に対する負傷者の搬送の解決案として、普段の登山活動をアシストしつつ、緊急時にはセルフレスキューに対応するマットをデザインした。現状のセルフレスキューの問題は、その場にあるものを利用して搬送用具を作ることが難しいことや搬送時に登山アイテムを犠牲にしなければならないことである。今回のデザインでは、それらの問題を解決した。
A.O
A.O/小林 亮介(日本大学 芸術学部 デザイン学科)
従来の装具は全てオーダーメイドのため高価で、また症状の変化等があれば作り直していたこともあり、患者にかかる負担が大きかった。そこで、調節機能の充実による大量生産化とフィット感の向上を目指し、システムからデザインした。パーツを組み替えることで症状・経過に合わせカタチを変え、患者に順応する。負担する費用を抑えることでより多くの患者、様々な症状に使用できる短下肢装具である。
surface tension
surface tension/南波 智美(多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科)
知っているけど、気づいていなかったこと。普段、何気なく過ごしている日常のなかにある、劇的な一瞬。少し気持ちを向けると見えてくる、身近なもののちからや美しさ。表面張力という水の持つ性質を利用した一輪挿しの提案。
1876.2011
1876.2011/木村 真光(武蔵野美術大学 造形学部 空間演出デザイン学科 ファッションデザインコース)
地域活性化のため地元である岐阜の美濃和紙を使い、織物では表現できない世界観を作りあげた。和紙は、巧みの技を組み合わせた布と私は考える。技術が進む中、人の手で手間暇かけて作るという愛着が薄くなってきたと感じる。私はこうした現代で、伝統工芸の根気強さ、丁寧さ、美しさに惹かれた。そこで、和紙だからこそできる表現テクニックと身体的変化のあった時代の西洋ファッションを融合させ、工芸の可能性を追求した。
刀 〜現代のライフスタイルを考慮した新しい書道用具〜
刀 〜現代のライフスタイルを考慮した新しい書道用具〜/鵜殿 真帆(九州大学 芸術工学部 工業設計学科)
現代ではパソコンが普及し、人々は書くことから離れてきている。活字は大量出版可能な面では便利であるが、あえて手書きで気持ちを伝えることで相手の心に残る何かがあると信じる。その中でも次第に薄れゆく日本の文化、「書道」を通じて忘れかけていた日本人としての「気持ちを伝える」ことを改めて問い直したい。そこで、現代の生活様式に合わせた新しい書道用具のデザインをすることで問題解決の糸口になるのではないかと考えた。
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