JUDGES 審査員
水野 誠一 ソシアル・プロデューサー
MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD実行委員会 委員長
1946年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。西武百貨店社長、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授を経て、1995年、参議院選挙に比例代表で当選。同年、(株)インスティテュート・オブ・マーケティング・アーキテクチュア(略称:IMA)設立、代表取締役就任。2002年、(株)リプロジェクト・パートナーズ設立、代表取締役C.E.O. 就任。現在、海外企業の日本進出や、国内企業の再生に取り組んでいる。
また、日本デザイン機構理事長、日本文化デザインフォーラム理事長としてデザインの振興に努めるほか、(株)ダイヤモンド社主催のダイヤモンド・デザイン・マネジメント・ネットワーク機構の総合プロデューサー、(株)バルスの社外取締役などを務め、デザインと商品の融合に取り組んでいる。
著書に「知恵のマーケティング」(同文書院インターナショナル)ほか多数がある。
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MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDも回を重ねるにつれて、表現技術の高い作品が数多く応募されるようになってきました。しかし作品を評価する上では、表現手法だけではなく、その作品が狙うテーマ性やコンセプトが重要な意味を持って問われます。学校での学びの最後に、初めて広く世の中に自分の考えを問いかけるチャンスでもあります。若者らしい新鮮な問題意識とテーマを、学んできた表現技術によって包みこんで、自信を持って応募して下さい。
石井 幹子 照明デザイナー
東京芸術大学美術学部卒業。フィンランド、ドイツの照明設計事務所勤務後、石井幹子デザイン事務所設立。都市照明からライトオブジェや光のパフォーマンスまでと国内外で幅広く活躍している。
主な作品は、東京タワー、銀座・歌舞伎座、東京ゲートブリッジ、レインボーブリッジ、明石海峡大橋、函館市や長崎市、倉敷市の景観照明、飛騨白川郷の月明り照明、平城宮跡大極殿など。海外では、上海ワールドフィナンシャルセンター(上海)、<日仏交流150周年記念>ラ・セーヌ−日本の光のメッセージ(パリ)、<JAPANITALY>(ローマ)、ブダペスト・エリザベート橋ライトアップ、日独交流150周年記念<平和の光のメッセージ>(ベルリン)など。
国内外での受賞多数。2000年秋、照明デザインへの貢献により、紫綬褒章を受章。
光文化フォーラム代表として、国内外の光文化の継承・発展にも力を注いでいる。
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いま世界は、21世紀の新しい時代に向かって大きく動き出しています。日本もこれまでのあり方から大きく変化する時を迎えているように感じられます。そんな変革の時にこそ、デザインの重要性は増々高くなって行くのです。是非皆さんの若い感性で、これからの世界を切り開いてほしいと願っています。力のこもったフレッシュな作品を期待しています。
榮久庵 憲司 インダストリアルデザイナー
東京芸術大学美術学部図案科卒業。1957年GKインダストリアルデザイン研究所を設立、所長となる。1970年、(社)日本インダストリアルデザイナー協会理事長。1973年、第8回世界デザイン会議実行委員長。1975年、国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)会長。1989年、世界デザイン博覧会総合プロデューサー等を務める。現在、GKデザイングループ会長、国際インダストリアルデザイン団体協議会名誉顧問、Design for the World会長等。
著書に「幕の内弁当の美学」「道具論」「デザインに人生を賭ける」等。
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今時代が変わりつつあります。色々な価値も変わりつつあります。だからこそ安定した未来が必要なのです。落着きのない国民は必ず滅びます。未来ではどんな生活をするのでしょうか。地上は溢れ返っていますが空は自由に使えます。空を地上の様に近づけることは大事です。古今東西地上については随分励んできましたが、いよいよ新しく空に上る時が来ました。学生の皆さん是非とも未来を推想してください。じっくりと今を観察することです。
向井 周太郎 武蔵野美術大学名誉教授、デザイン研究者
1932年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ドイツ・ウルム造形大学でデザインを専攻。同大学およびハノーヴァー大学インダストリアルデザイン研究所のフェローなどを経て、1967年、武蔵野美術大学に横断的なデザイン教育のための基礎デザイン学科を設立、新しいタイプの人材の育成とデザイン学の形成に力を注ぐ。現在、武蔵野美術大学名誉教授ほか、国際デザイン・リサーチ評議会(BIRD)委員、国際記号学研究誌「SEMIOSIS」をはじめ国内外の専門研究誌の企画・編集委員、基礎デザイン学会会長、日本記号学会理事等を務める。
主な著書に『デザインの原点』(日本能率協会)、『ふすま・文化のランドスケープ』、『生とデザイン・かたちの詩学 I』、『デザインの原像・かたちの詩学 II』(ともに中公文庫)、『デザイン学・思索のコンステレーション』(武蔵野美術大学出版局)、『円と四角』(共著・牛若丸)、『記号としての芸術』(共著・勁草書房)、『現代デザイン事典』(共同監修・平凡社)など。
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人間の生き方や自然や社会の在り方にとってデザイン思考とその創造力は世界的に一段と重要性を増しています。皆さんの応募作品は常にその新しい多様な可能性との新鮮な出会いです。昨年度もたいへん密度の高い多くの成果が得られましたが、本年度もそれにも増して学生らしい力強さや創造力や探究心を発揮した今までにない独創的な作品や研究の提案を期待しています。領域や対象に捕われない自由な発想や問題提起も大いに歓迎します。
柏木 博 武蔵野美術大学教授、デザイン評論家
デザイン評論家。武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒業。現在、とくに「室内」と意識・感覚の問題をテーマにしている。著作『家事の政治学』青土社、『モダンデザイン批判』岩波書店、『「しきり」の文化論』講談社、『玩物草子』平凡社、『探偵小説の室内』白水社ほか多数。展覧会監修:『田中一光回顧展』東京都現代美術館、『電脳の夢』パリ日本文化会館ほか多数。
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このアワードは、これから歩み出すデザイナーとしてのまさにデビューの場として社会的に見られるようになっています。たとえて言えば、文学における芥川賞のような役割を担うようになりました。この数年、きわめて実験的、あるいは研究的な作品、しかも完成度の高い作品がふえています。社会に出て実際にデザイナーとして仕事をすると、そうした作品を自由につくる機会は少なくなります。そうしたことにおいても、自由な実験的、研究的な作品を期待しています。
河原 敏文 プロデューサー、ディレクター、CGアーティスト
1950年京都市生まれ。関西学院大学英文学科卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部大学院修士課程修了(M.A)。1983年、(株)ポリゴン・ピクチュアズ創業。2001年3月、同社退社、同年(株)オフィシャル・タブー設立。現在はフリーのプロデューサー、ディレクター、CGアーティストとして活動中。2002年〜2008年、名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科教授。2006年、子供を中心とした3世代向け高級ライフスタイルブランドHANSEL&GRETEL(小田急成城学園前駅CORTY2階)をプロデュース。TDC会員金賞('90)、毎日デザイン賞('93)、ACC最優秀テレビスポットCM賞('95)、IBAベストテレビCM賞('96)など国内外での受賞多数。
映像作品集に「XYZ」(LD&VHS)、著作に「DANCING ALPHABET」、ggg books「河原敏文」、「Superteam Polygon Pictures」など。
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MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDは今やデザイン界において、No.1の新人発掘装置となりました。また同時に、デザインを学ぶ大学生にとっては、自分の才能を日本中に発表できる絶好の機会となりました。同じ年代層のライバルと正々堂々と競い合うコンペティションなのです。今年も日本中から、審査員をビックリさせる圧倒的な作品がたくさん応募されること、楽しみにしております。頑張ってください!
坂井 直樹 成蹊大学客員教授、コンセプター
1947年京都市出身。66年京都市立芸術大学デザイン学科入学後、渡米。
サンフランシスコでTattoo Companyを設立し、TattooT-shirtを売り大ヒットする。73年帰国後、ウォータースタジオを設立。87年日産「Be-1」を世に送りだし、フューチャーレトロブームを創出した。
1988年にはこれまでのカメラの概念を覆すオリンパス「O-Product」を発表。95年、MoMAの企画展に招待出品し、その後、永久保存となる。
2004年株式会社ウォーターデザインを設立。2008年より慶應義塾大学SFC教授に就任し、デザインと通信技術やUIを研究。2013年より成蹊大学経済学部客員教授に就任。現在はNS_CONCEPTブランドの開発に関わる。
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MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDの応募者の皆さん、2013年のデザインはどういう作品がスポットライトを浴びるのか?とても楽しみです。デザインは「時代の気分」や「テクノロジーの進化」でアップデートされていきます。そういった時代の変化の中で、応募者の皆さんが提示する少し先の「デザインの可能性」をたくさん見れることを、とても楽しみにしています。
都築 響一 編集者
1956年、東京生まれ。76年から86年までポパイ、ブルータス誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事をおもに担当する。89年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』刊行。1996年発売の『ROADSIDE JAPAN』で第23回・木村伊兵衛賞受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続行中である。
2012年より週刊有料メールマガジン『ROADSIDERS' weekly』を発行中。http://www.roadsiders.com/
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卒業制作は就活のプレゼンじゃありません。むしろ会社に入ってしまってからではできないこと、考えられないことを、思いきり追求できるもしかしたらラスト・チャンスです。こちらを絶句させてくれるようなエネルギーを待ってます!
日比野 克彦 アーティスト

撮影:後藤充
1958年岐阜市生まれ。東京芸術大学大学院修了。在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催する他、舞台美術、パブリックアートなど、多岐にわたる分野で活動中。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。1982年第3回日本グラフィック展大賞、1983年第30回ADC賞最高賞、1999年度毎日デザイン賞グランプリを受賞。1986年シドニー・ビエンナーレ、1995年ヴェネチア・ビエンナーレに出品。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2003」では「明後日新聞社文化事業部」を設立、活動を継続中。
ウェブサイト「CAFE HIBINO NETWORK」 http://www.hibino.cc/
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卒業制作展というものはグループ展である。個人制作の作品が複数集まっている展覧会を見に行く。だいたい毎年同じような作品が約9割くらいなのかな、その出来がいい悪いは従来通りなのかそうでないのかとは関係はないですが、卒業制作ではこの方向性の物を作りたくなるだろうな、創りがちだなと思うものがズラリと並ぶ。でも「これ何?」というものが1割ある。その中で尚且つ「いいね!」というのに出会った時に、展覧会見に来てよかったと思う。そんな作品お待ちしています。
茂木 健一郎 脳科学者、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー
1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。感覚のもつ質感「クオリア」をキーワードに脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任教授。
主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『意識とはなにか』『「脳」製理法』(ともにちくま新書)など。『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。
Twitter http://twitter.com/kenichiromogi
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デザインには、人間の社会を変える力がある。そのためには、人間を理解しなければならない。それでこそ、ぐっと来る。感動がある。人間理解のモデルは、自分の中にある。それが、他者と関わる中で、磨かれる。つまり、デザインとは、他者との関わりの中で、自分を磨くことである。だから、良いデザインをする人は、良き人であるはずだ。未来を創る若者たちよ、良き人になって下さい。
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