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三菱化学
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グループ会社紹介
三菱化学産資株式会社
2006年1月
海外で金属樹脂複合材をリードする三菱化学産資のアルポリック製品
アルポリック
どんなところに使われているの?
アルポリックはガソリン給油店のサインにワールドワイドに使われています。

ガソリン給油店のサイン。アルポリックはキャノピー(黄色のサイン)に使われている。
アルポリックはアルミニウムと樹脂の複合材料です。1971年に試作販売を始め、主にアルミニウム板の代用品として、看板、標識、住宅資材などの用途に使われてきました。しかし、単にアルミニウム板の代用品というだけではなく、高い剛性や優れた平面性など複合材料としてユニークな特長も備えていることは当時から注目されていました。1980年代に連続塗装ラインを導入し、高品質な塗装仕上げができるようになると、こうした複合材としてのユニークな特長が高く評価され、看板、標識、住宅資材などの用途と共に、ガソリン給油店のサインにワールドワイドに採用されるようになりました。

樹脂の難燃化への取り組み−高層ビルの外壁材へ採用
高層ビルの外壁材に適する、防火性能が優れた複合材を目指して。

樹脂の難燃化は長年の悲願でした。特に従来の樹脂と同じコストで製造することは非常に難しいとされてきました。しかし、幾多の障害を解決し、従来と同レベルの価格で販売できる製造技術を確立すると、アルポリックの特長はさらにユニークさを増し、海外主要都市の有名なビルの外壁材として採用されるようになりました。
アルポリックは今日、海外主要都市のランドマークのような有名な高層ビルの外壁材として数多く使われています。


シンガポールの国立図書館。白い外壁材がアルポリック。
左:シドニーの126 Philip Street-Deutsche Bank Placeビル。シルバー色の外壁材がアルポリック。
上:バンコクのタイ政府が入っているシナワトラビル。シルバー色の外壁材がアルポリック。
新しい複合材−チタン複合材への取り組み
チタン複合材が北京国立大劇院の屋根材に採用。

中国国家大劇院の完成予想図・一UFOが湖面に潜水したようなユニークな外観
三菱化学産資は、このようなアルポリックの姉妹品として、最近のビルデザインの多様性に対応すべく、チタン複合材「アルポリック/fr−TCM」を開発してきました。
このチタン複合材が最初に採用されたプロジェクトは、中国政府がその威信をかけて北京に建設中の国家大劇院です。2002年11月、製販技一体となった販売努力の結果、このプロジェクトの屋根材として採用されることが決定し、当社社長、藤井の出席のもと、北京にて建設委員会との契約調印式が行われました。

 4万3000m2のチタン複合材は2003年に納入され、その後チタン複合材の工事は90%終了し(2005年12月現在)、屋根は2006年3月ごろ完成の見込みです。本劇場は、フランスの建築家ポール・アンドリュー氏の設計・デザインによるもので、コンサートホール、オペラハウス、伝統芸能演舞場の3つのホールからなり、総座席数は6000席以上。人造湖の中に建つ、縦220m・横150m・高さ49mの卵形ドームというデザインで、屋根はガラス部分と当社のチタン複合材の部分に2分割されます。故宮、天安門広場、人民大会堂などのある北京の一等地に建設されています。

 その後、アルポリック/fr−TCMは同じ中国の漸江省の省都である杭州市の杭州大劇院の屋根材にも採用され、2004年秋工事が完成しました。また、その後、台湾の台北アリーナでも採用され、最近完成しました。

漸江省杭州市大劇院。シルバー色の屋根がアルポリック/fr−TCM 。 台北市の台北アリーナスタジアム。屋根の下の外壁材がアルポリック/fr−TCM 。

 アルポリック事業は販売開始から30年以上を経ちます。この寿命の長さは、絶え間ないマーケットニーズの発掘・開発、技術データの集積、加工法の開発、製造条件の確立という、製販技が一体となった大変な努力の結果です。芯材の樹脂の難燃化、異種金属の複合材という面では当社は世界に先駆けています。
製品誕生の背景は?
新しい素材を求める建築家たちのニーズに応えるために。

 アルポリックはアルミとポリエチレンの複合材で、ビルの外壁材・内装材、看板・標識などの建材用途に使用されてきました。ビルの外装材に用いられる素材には、木材、石、レンガ、コンクリート、ガラスのほか、アルミ・銅・鉄・ステンレスなどの金属素材がありますが、アルミは軽量性、耐食性、加工性などの長所からその主流を占めています。しかし最近、建築家の間ではデザインの多様性を求めて新しい素材への二ーズが高まる風潮があり、その一つがチタン。チタンは軽量性(比重4・5)、優れた耐久性、色調のやわらかさに特長があり注目されています。チタンとステンレスの複合材であるアルポリック/fr−TCMは、こうした二ーズに応える製品。図のように、厚さ0.3mmのチタンとステンレス鋼とを、耐火性の高い芯材をはさんで複合させたもので、総厚さ4mmの構造です。ちなみに製品名の「fr」は耐火性、不燃性を表し(fire-retarded)、「TCM」はTitanium Composite Materialの頭文字を取ったものです。
アルポリックの製造工場では、いま
世界をリードする複合技術

 アルポリックの製造工場は、長野県上田市と新潟県上越市にあります。工場では、環境負荷低減とコスト削減を図るため、早期からリサイクルに取り組んできました。リサイクル品の活用には幾多の技術的な困難もありましたが、リサイクル品の利用率は上がっています。2004年には三菱化学グループでは初めて、環境省から広域再生利用指定廃棄物処理業の認可も受けました。これは、使用済みアルポリックを日本全国から回収し、再資源化することができる制度で、解体したビルから回収したアルポリックを金属と樹脂に分離し、それぞれ再利用します。
 いま、アルポリックは世界の建築家の要請を満たす複合材料を開発する一方、工場ではリサイクル率を上げる努力をしています。アルポリックは最後まで捨てることなくリサイクルできる商品であることをユーザーの皆さんに知っていただけるよう取り組んでいきます。
三菱化学産資株式会社*
〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町1-2-2 三菱樹脂ビル
TEL: 03-3279-3061
2008年4月1日より、三菱樹脂株式会社として事業を展開しています。
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