自動車・航空機
自動車・航空機の軽量化に貢献するプラスチック(注1)、CFRPの主要原料であるエポキシ樹脂、ゴム弾性を持つリサイクル可能なプラスチック(熱可塑性エラストマー)、電気自動車の動力源であるリチウムイオン二次電池の4基幹材料、面発光の有機EL照明(注2)・・・三菱化学㈱は、地球に快適な次世代自動車の材料展開に積極的に取り組んでします。また、タイヤ用SBRカーボンブラックマスターバッチ、不凍液原料等の原材料は広い範囲で利用されています。 更に、三菱ケミカルホールディングスグループとしては、自動車分野における総合力を発揮し、42参加事業ユニットのビジネスを強力にサポート・推進するための窓口として「自動車関連事業推進センター(注3)」も設置し活動しております。 (注1)ポリプロピレンはグループ会社の日本ポリプロ㈱より、また、エンジニアリングプラスチックは三菱エンジニアリングプラスチックス㈱より販売されています。 (注2)有機ELの構造、発光原理、発光色等については、「やさしくわかる有機EL照明」をご覧下さい。 (注3)自動車関連事業推進センターは、三菱ケミカルホールディングスグループの横断組織で、顧客の皆様と共に総合的な戦略を策定し推進する組織です。
- ■ 自動車・航空機の取扱製品
- エチレンカーボネート
- 高純度エチレンカーボネート
- エチレングリコール
- サーモラン®
- プリマロイ®
- モディック®
- リンクロン®
- ビニカ®
- サンプレーン®
- サンフロスト®
- GS Pla®
- DURABIO®
- VELVE™(ヴェルヴ)
- 窒化ガリウム基板
- 発光ダイオード用エピタキシャルウエハー
- jER®
- jERキュア®
- YED
- NMC05/NMC07
- MPG(天然黒鉛系) / ICG(人造黒鉛系)
- ソルライト®
- セパレント®
- 三菱®カーボンブラック
- 三菱®導電性カーボンブラック
- ダイアブラック®
- ダイアポール®
- ダイアコンタミナントSD
- ダイアコンタミナントWEAR
- Automotive Materials
エチレンカーボネートは、高極性溶媒であり、電解質を大量に溶解できることから、リチウムイオン二次電池向け電解液の溶媒用途に主に使用されている他、高分子に対する溶解性が高い事から、剥離剤、洗浄剤としても使用されています。 当社製品は、低不純物、低水分と高い品質レベルにより、厳しい品質水準を要求される需要分野で高い評価を得ております。 CAS:No.96-49-1 EINECS:No.202-510-0 化審法:No.5-523
高純度のエチレンカーボネートです。エチレンカーボネートは、高極性溶媒であり、電解質を大量に溶解できることから、リチウムイオン二次電池向け電解液の溶媒用途に主に使用されている他、高分子に対する溶解性が高い事から、剥離剤、洗浄剤としても使用されています。 当社製品は、低不純物、低水分と高い品質レベルにより、厳しい品質水準を要求される需要分野で高い評価を得ております。 CAS:No.96-49-1 EINECS:No.202-510-0 化審法:No.5-523
モノエチレングリコールはポリエチレンテレフタラート(PET樹脂)の主原料の一つである。また、毒性が低く、水によくとけ、融点が低いため、自動車用不凍液としてよく用いられている。 CAS:No.107-21-1 EINECS:No.203-473-3 化審法:No.2-230 消防法:危険物第4類第3石油類(水溶性液体)
オレフィン系樹脂のマトリックスにオレフィン系ゴムを微分散させた熱可塑性エラストマーです。低硬度から中硬度の幅広いグレードがあり、シール性等優れたゴム弾性を示します。このため、エアバッグカバー、ウェザーストリップ、各種プロテクター、ホース、モール、パッキングと、自動車部品、家電部品、一般工業部品に幅広く使われています。
サーモラン®
プリマロイは、ポリエステルをマトリックスとしゴム成分をドメインとするポリエステル系の熱可塑性エラストマーです。ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂等の硬質樹脂との熱融着性に優れ、耐摩耗性にも優れています。ドアラッチ等の自動車部品や電気部品ばかりでなく、ペングリップ、ゴーグルガスケット等の日用品にも使用されています。
プリマロイ®
ポリオレフィンに極性基を導入し、異種材料との接着性を付与した接着性樹脂です。ポリアミド、EVOH、ポリエステル、金属、ポリオレフィン等と強固に接着します。多層フィルム、多層プラスチックボトル等の接着層として使用されるほか、ポリオレフィンと他のプラスチックの相溶剤として使用されています。
モディック®
リンクロンは、成形後にポリマー中の活性シラン基が水と反応して架橋するシラン架橋性樹脂(ポリオレフィン)です。後架橋することで、熱的特性、化学的特性、機械的特性などが大幅に改善、向上します。電線用絶縁被服材、給水・給湯用パイプ、床暖房用パイプ、太陽電池封止材等として使用されています。
リンクロン®
ビニカは、塩化ビニル樹脂の特徴である良好な物性、幅広い硬度への対応性、易成形性、易着色性、耐油性、耐薬品性、耐候性、良電気絶縁性、耐オゾン性の性能を十分に発揮させた塩化ビニル樹脂コンパウンドです。自動車部品、家電部品、電線被覆材、住宅・建材の部材など、多岐に渡る分野・用途でご使用いただいております。
サンプレーンは、汎用の軟質ポリ塩化ビニルでは望めなかったゴムライクな弾性を有しながら、軟質塩化ビニルコンパウンドと同様の良加工性を持つ塩ビ系熱可塑性エラストマーです。塩化ビニル樹脂の特徴である、良好な物性、幅広い硬度への対応性、易成形性、易着色性、耐油性、耐薬品性、耐候性、良電気絶縁性、耐オゾン性等に加え、優れたゴム弾性を有する長所を生かして、自動車部品、家電部品、電線被覆材、住宅・建材の部材など、多岐に渡る分野・用途でご使用いただいおります。
サンフロストは、表面艶消し効果が良好で風合いの良い外観と触感が得られる塩ビ系熱可塑性エラストマーです。もちろん、塩化ビニル樹脂の特徴である良好な物性、幅広い硬度への対応性、易成形性、易着色性、耐油性、耐薬品性、耐候性、良電気絶縁性、耐オゾン性等を有しており、自動車部品、家電部品、電線被覆材、住宅・建材の部材などの分野において、特に意匠性が必要な用途にご使用いただいております。
GS Pla®は生分解性の特長を生かして開発・販売しており、生分解マルチフィルムなどの農業用資材やワンウェイ食器類の材料などに活用が進んでいます。2010年には、カナダで開催されたバンクーバー冬季オリンピックの選手村でGS Pla®を使った食器が使用され、また、タイでは、2010年7月から、サメット島というリゾートで、GS Pla®製ゴミ袋を使用することでゴミを堆肥化して有効利用するプログラムをスタートさせました。現在、GS Pla®の原料であるコハク酸に関して石油資源由来から植物原料由来への転換を推進しています。
DURABIO®は、植物由来のイソソルバイド(イソソルビド)が主原料のバイオポリカーボネート系樹脂で、ビスフェノールA(以後BPAと略す)を原料とする従来のポリカーボネート樹脂(以後PC樹脂と略す)と比較し、高い透明性、優れた光学特性などの特徴があるとともに、耐傷付き性に優れ、PC樹脂に匹敵する耐衝撃特性を示します。 DURABIO®は、植物由来のポリマーではありますが、生分解性ポリマーではなく、耐久性に優れており、光学・エネルギー関連部材や、高機能ガラスの代替部材、電子機器・自動車の筐体・内外装材など、幅広い分野への展開が可能です。
デュラビオ®
VELVE™(ヴェルヴ)は、新世代の面発光照明として期待される三菱化学の有機EL照明(OLEDモジュール部品(照明パネル)です。RGBストライプ構造による調色・調光機能が織りなす極上の白色光を提供します。有機EL照明VELVE™(ヴェルヴ)は、みなさまの空間デザイン、プロダクトデザインの可能性を広げていきます。 ※VELVE™は三菱化学の登録商標です。
VELVE™(ヴェルヴ)
窒化ガリウム(ガリウムナイトライド (Gallium Nitride) ,GaN)とはガリウムの窒化物で、化合物半導体の一種でワイドギャップ半導体に属します。 CAS No.25617-97-4, EINECS Number 247-129-0 三菱化学製の窒化ガリウム(GaN)基板は、自社で永年培ってきたHVPEと呼ばれるエピタキシャル技術と化合物半導体の加工技術を用いた、高品質な単結晶基板です。 均一かつ高品位な結晶性と表面品質が特長です。 各種LED(白色LED、紫外LED、紫色LED、青色LED)用基板として、またブルーレイ用の青紫LD(レーザーダイオード)や超小型プロジェクター用の緑色LD用基板として、幅広い分野で使用されています。 またパワーデバイスや高周波デバイスなどの電子デバイス用基板としての用途も開発を進めています。 さらに高品質・高生産性を実現すべくアモノサーマル成長法と呼ばれるSCAAT成長法による窒化ガリウム基板製造法の開発を進めています。
窒化ガリウム基板
発光ダイオード用エピウエハー「発光ダイオード用エピタキシャルウエハー」
三菱化学製発光ダイオード用エピウエハーは、化合物半導体である、ヒ化ガリウム基板やリン化ガリウム基板上に発光ダイオード=LEDの基礎となる発光層をエピタキシャル成長(ハイドライド気相成長(HVPE)または、液相成長)にて形成した、高品質な高付加価値基板です。 ウエハ面内で高輝度かつ高均一な発光特性が特長です。 各種LED(可視光LED(赤~黄緑色)、赤外センサーLED)用エピウエハーとして、またプリンタヘッド用の赤色LED用エピウエハーとして、幅広い分野で使用されています。
発光ダイオード用エピタキシャルウエハー
jER®(旧*エピコート®)樹脂は当社が最も早く国産化し、長年にわたる研究と蓄積された技術をもとに、製造・販売・研究開発を一貫した体制で行っており、様々なニーズに対し迅速・柔軟に対応致します。(*エピコート®は現在モメンティブスペシャルティケミカルズ゙の商標です。)
jER®
エポキシ樹脂硬化剤jERキュア®には、硬化温度では低温から高温まで、官能基もアミン(アミノ基)、メルカプタン(チオール基)、フェノール(ヒドロキシ基)からルイス酸錯化合物まで、豊富な品揃えで、用途に応じた適切な硬化剤をお選びいただけます。水系エポキシ樹脂硬化剤もあります。
YEDは、エポキシ樹脂の特性を損なわずに低粘度化する、反応性希釈剤です。
NMC05はNi/Mn/Co=1/1/1、NMC07はNi/Mn/Co=45/45/10組成の、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)の三元系よりなるリチウムイオン二次電池用正極材です。特に、NMC07に関しては、高価なコバルト含有量を10%まで低減させたにも関わらず、独自の「改質処理」で、Ni/Mn/Co=1/1/1正極材(コバルト含有量33%)と同等以上の出力特性と、それを上回る高い耐久性を達成しました。
NMC05/NMC07
リチウムイオン二次電池用負極材「MPG(天然黒鉛系) / ICG(人造黒鉛系)」
三菱化学のリチウムイオン二次電池用負極材には、天然黒鉛系のMPGと人造黒鉛系のICGがあります。MPGは急速充放電に優れた特性を有します。ICGは高容量で優れた寿命特性を有しております。
MPG(天然黒鉛系)/ ICG(人造黒鉛系)
リチウムイオン二次電池用電解液、その他の電解液「ソルライト®」
ソルライト®は、リチウムイオン二次電池向けを主用途とし、リチウムイオン一次電池、アルミ電解コンデンサーなどにも使用される有機溶媒系電解液です。機能性添加剤により、電池性能を大幅に向上させることが出来ます。 注:ソルライト®は三菱化学株式会社の登録商標です。
ソルライト®
セパレント®は、リチウムイオン二次電池用セパレータで、ポリプロピレン(PP)系の微多孔膜です。特長ある三次元網目細孔構造により、安全性が高く、高出力、長寿命のリチウムイオン二次電池が得られます。 注:セパレント®は三菱化学株式会社及び三菱樹脂株式会社の登録商標です。
セパレント
三菱®カーボンブラックは、黒色顔料として、新聞インキ、印刷インキ、樹脂着色、塗料、トナー、紙着色、墨汁、セラミックス等を中心に幅広い分野に使用されております。汎用グレードから高級グレードに至るカーボンブラックに加え、作業性、環境改善に優れた各種グレードの製品を取りそろえております。 CAS No.1333-86-4 (文献1)カーボンブラック便覧(第3版)/カーボンブラック協会 (文献2)カーボンブラック年鑑No.61(2011)/カーボンブラック協会
カーボンブラック
三菱®導電性カーボンブラックは、導電性素材として、フィルム、ICトレイ、面発熱体、磁気テープ、導電ゴム等を中心に幅広い分野に使用されております。 CAS No.1333-86-4 (文献1)カーボンブラック便覧(第3版)/カーボンブラック協会 (文献2)カーボンブラック年鑑No.61(2011)/カーボンブラック協会
三菱®導電性カーボンブラック(三菱導電性カーボンブラック)
ダイアブラック®は、ゴム補強用カーボンブラックとして、タイヤ、ゴム製品を中心に幅広い分野で使用されています。 CAS No.1333-86-4 (文献1)カーボンブラック便覧(第3版)/カーボンブラック協会 (文献2)カーボンブラック年鑑No.61(2011)/カーボンブラック協会
ダイアブラック®
ダイアポール®は、SBRラテックスに、カーボンブラックを超分散させた水スラリーを均一に混合し、酸のみで共凝固させた複合材(ウェットマスターバッチ)です。タイヤやベルトをはじめとする多くの工業用品・水道パッキンなどの原料として広くもちいられています。
ダイアコンタミナントSDは、ディーゼルエンジンの性能評価用に開発された試薬で、ディーゼルエンジンオイルにより摺動する金属部品の摩耗評価やオイルフィルターの性能評価に用いることができます。
ダイアコンタミナントWEARは、ディーゼルエンジンの性能評価用に開発された試薬で、ディーゼルエンジンオイルにより摺動する金属部品の摩耗評価やオイルフィルターの性能評価に用いることができます。
自動車関連 製品・技術情報誌「Automotive Materials」
三菱化学㈱自動車関連推進センターでは、自動車に関する技術や情報の紹介、ならびに三菱ケミカルホールディングスグループの自動車関連製品のご紹介のため、現在は年に2回『Automotive Materials(オートモーティブマテリアルズ)』誌を刊行しています。


